Rev Speed — March 2007
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234 available scans from Rev Speed — March 2007, in rtl reading order. Original scans with searchable Japanese OCR; English translation pending. Drafts have not received exhaustive image proofreading; unreadable source remains recorded in the archival data.
Page 68 — Japanese OCR · English pending
しなやかな足まわりを 生み出すこだわりとは チニングショプミルサ ンヌを営む奥津氏とことん足ま わりにこだわてクルマ作りをし ているチユナだ。 足まわりチユンとひととで言 っても、バネレトの選定や車高 そして最近よく耳にするダンパ内 部の仕様変更まで様々なものがある。 そんな数ある手法を駆使して、理想 のアシを作り上げる足まわりセツ テングの一環としてダンパーの オバホルをシツプや オリジナルの減衰力設定をしたサス ペンションをリリスするショップ も今では珍しくないさらにユザ 1に合わせた仕様変更をするお店も 多いしかしミユルサンヌのダン パセッテングはひと味もふた味 も違うのだ それはデモカのシビクの仕上 がりを見れば明らかで、納得いくま での試行錯誤を繰り返しその度に 仕様変更を施しているのだという。 また、ダンパを分解しての作業を なんと20数回も行なっているのだ。 「シムの枚数や厚みを変えてみたり ピストンに穴を開けたり、テパ 状に加工をしたりと試行錯誤の繰 り返しですセツテイングの方向性 が分かりやすいからダトに持ち
込んだりもしてますuが低いと挙 動がより分かりやすいですからで もそんなに仕様変更してるとあ いつはセツテングが下手なんじゃ ないの?なんて冗談を言われたり しますけどね20数回の仕様変更と いうと1回ダンパ1本2万10 00円として合計で工賃だけで10 0万円を軽くオバしてしまうほ どの作業しかし、奥津氏は「ま、 ボクがやるからタダですけどねと 笑うが、それだけ納得行くまでのライ &エラを繰り返しているのだ。 もちろんこのシビクの車高調に も減衰力調整ダイヤルがあるし かしそれに頼ることはしないとい うその理由について「最近の多く の車高調には、減衰力調整ダイヤル があるけれど、重要視していません。 そもそも、減衰力調整とはダンパ 本来の減衰力を生み出すバルブとは 別に、バイパスとして開けられた穴 から抜けるオイルの量を調整するも のなんですだからダイヤルを調整 しても根本的な減衰特性を変えるこ ととは別の話だから、本来の減衰 力を調整するために仕様変更をして います」とこだわりを教えてくれる。 また、奥津氏のダンパに関する こだわりは素材にまで及ぶ現在 の高価なサスペンションの多くは 軽量なアルミシリンダを採用低 価格のものはスチルシリンダを
採用している事例が多く、アルミ 高級品、スチル=廉価品という定 説が出来上がているしかし、そ こに奥津氏は異論を唱える「まず アルミシリンダは内部の摩耗が激 しくて1万キ口くらいを目安にシ リンダーごと交換をしなと性能を 維持できないんです1回10万円近 い金額が出せるならシリンダ-交換 しながら性能を維持するという選択 もありだけど一般ユザには負 担が大き過ぎると思います。さらに、 意外かもしれませんけどサスペンシ ヨンパツは厳密にはバネ上重量に もバネ下重量にもならないんです。 だから巷で言われているような、 バネ下重量はバネ上重量の何倍もの 効果があるという軽量化の恩恵を受 けることはできないんです」そんな 考えから、ミユルサンヌではシリン ダーには耐久性に優れるスチル製 をオススメしている。高いものⅡ良 いものではなく、適材適所だという ことを教えてくれる。 さらに、「スチルの場合表面 が減ることはないけれど、使うこと によって内部がならされて、アタリ が付くんです鏡面加工をイメジ してもらうと分かりやすいかなダ ンパ内部のシムも、動くことによ つて表面がならされてフリクション が減ってきますすると新品時よ りも動きが良くなるんですもちろ
ん抜けているのとは別でね動きが 良くなると発生する減衰力も変化す るから、新品時とは動きが変わって しまうんですとの理由から、ある 程度の距離を走りアタリがついてか らの仕様変更をオススメしている。 約2万キロがその目安だそうだ そんなこだわりを凝縮したシビ クの乗り味は実に「不思議」なもの でスポツできる足まわり=乗り 心地が悪いという定説を覆してくれ る。もちろんスポツ走行をする には高いバネレートと高い減衰力が 必要になるしかし一般的な車高 調に不必要なほどに硬いものが多い のも事実。そんな概念を打ち崩して くれるのだ具体的には、ロル量 は少なめでいわゆるスポツカ 的な乗り味しかし、段差に進入し ても突き上げ感は皆無に等しいス プリング、ダンパブッシユス タビライザなど総合的にチユニ ングすることで理想の足を実現して いる。それでも奥津氏は「200キ ロオバでヤップを越えた時の 収まりが悪いんです1回でショツ を吸収しきれなくてワンバウン ドしてしまうんですダンパの減 衰力をもう少し上げて動きを抑える か、バネレトをアップさせて動き 制限するか悩んでいるところです ねと笑う飽くなき探求心をもつ たチユナなのだ。